vol.8 「自分が一番うまい!余裕!」と…

2018年2月8日

絵画科 夜間部
筑波大学 芸術専門学群 洋画コース 現役合格ー推薦ー
阿部 七海さん(県立柏高等学校出身)

阿部七海さんの代表作

代表
美術大学への進学を考え始めたのは、いつ頃ですか?

七海さん
3年生の夏休み前です。それまでは一般の大学に進学しようと考えていました。

代表
どうして美術大学に行こうと思いましたか?また、きっかけになるようなことはありましたか?

七海さん
美大への興味はあったものの躊躇していたところを、中学生から通っていた児童画教室の先生や、親、高校の美術の先生にやってみたらどうかと薦められ、改めて決めました。

代表
入試を意識した実技の勉強はいつ頃始めましたか?

七海さん
高校3年の夏休みからです。

代表
予備校に通っていて「楽しかったこと」「つらかったこと」を具体的に教えてください。

七海さん
楽しかったことは油絵をちゃんと描くようになったことです。
つらかったことは、10月後半ごろになって受験が近づき、気持ちが焦る中書き続けても腕が全然上達しなかったことです。

代表
受験勉強をしている中で「○○によって私は変わった」というようなターニングポイントがあれば教えて下さい。

七海さん
受験期間中に2回くらいスランプやどうしようもないイライラに悩んだのですが、そういう時に思い切って寝るという手段を取ると状況が変わったことがありました。
10月後半から続いていたスランプも、疲れてボーッとしてたら頭がおかしくなり急いで寝た次の日から回復し始めました。

代表
授業の中で「役に立った」という課題があれば、教えてください。

七海さん
モデルをみてやる人物デッサンです。石膏像を描くよりも意欲が出るし、よく見て石膏像とつくりを比較できたのがよかったと思いました。

代表
試験会場はどんな様子でしたか?また、あなたはどんなことを考えましたか?

七海さん
思ったよりも先生方が優しいなと思いました。受験者間の空気は緊張感がありましたが、本番はもう自分の気持ちが大事だと考えたので、他の人間の緊張度を上げてやろうと考えて(今思うとバカだなと思いますが)自分が1番うまい人間です、余裕です、という振る舞いを心がけていました。

代表
合格を決めたときの気持ちを聞かせて下さい。

七海さん
驚きでした。やった分の力がついたのが分かり良かったなと思いました。

代表
大学ではどんなことをしていきたいですか。

七海さん
高校時と変えたいと思っていることは、思いついたことをとりあえず実践すること。作品を積極的に作り、できれば展覧会に出してみたいです。

代表
将来の夢は何ですか?

七海さん
学校の美術教師や、人と芸術に関するイベントに携わる仕事をすることです。

代表
後輩へのメッセージを一言お願いします。

七海さん
スランプで制作がどんなに嫌になった時でも耐えるしかないので頑張ってください。迷いながら自分で決めた選択は途中では間違っているような気がしても、最後まで頑張り切った時には確実に自分への自信になります。

Posted by ateliershinm