卒業制作展
1月最後の土曜日。雪が心配されましたが、みぞれまじりの雨がぱらついたくらいで、大荒れになることも無くて良かったです。
先週の月曜日には武蔵野美術大学の、今週の水曜日は東京藝術大学の卒業制作展に行ってきました。
武蔵野美術大学を卒業するOBの中には優秀賞をいただいた人もいて、誇らしい気持ちになります。藝大の卒業生はどうかな?でも、作品はみんな素晴しかったです。
作品を通してOBたちの成長した姿を見るとうれしくなります。
アトリエのOBに限らず、4年間それぞれのドラマの中で制作に取り組んだと思うのですが、卒業する段階でつくる力に差がついていることも事実です。
そこにはいろいろな要因があるとは思うのですが、大きいのは入学する段階での本人の意識と、切磋琢磨する環境ではないかと思います。
我々に求められるのは、制作する人生の入口で「作品に対して真摯であること」「困難の中でも継続すること」「常にアンテナを張って興味のあることには迷わずぶつかること」を、教育の中でしっかりと身につけさせることだと、あらためて感じました。そのことが実現できるよう、我々自身も研究、研鑽を重ねていきます。
画像はそれぞれ、卒展におとずれた日の武蔵野美術大学と東京藝術大学の正門です。ムサビに行った日は大雪で、OBたちに「こんな天候の中、良く来てくれました」と感謝されました。そういった心遣いも嬉しいものですね。