基礎科自由制作
2月ももうすぐ終わり。今年は閏年で一日だけ長いですね。
受験生たちは芸大など国立大学入試のまっただ中。長かった受験期も大詰めです。これまで養ってきた実力を存分に発揮できるよう、試験の前には深呼吸などして、リラックスしてのぞんでほしいと思います。
高校1・2年生対象の基礎科も、来週からは今年度最終課題。
「2016年3月の等身大の自分を全力で表現しよう!」と題して、自由制作に取り組みます。
テーマ、表現方法、素材、サイズなど、すべて自分で決めて制作します。
美術予備校の授業では、通常「〜をやりなさい」という課題がだされ、その指示にそって作品を制作します。
将来自分で作品を作っていく上で、オーダーをこなすことはもちろん大切ですが、できれば自分から提案できるようになってほしいと思っています。そういう意味で、将来自分で何をやりたいかを真剣に考える重要な課題と位置づけています。
とは言え、「とにかく好きに作れ!」だけでは、中には途方に暮れてしまう生徒もでるかもしれません。
なので、先輩たちの作品をこのブログで紹介し、参考にしてもらおうと思います。
久しぶりに見直してみると、技巧的にはもちろんまだまだ未熟ですが、「こんな作品が作りたい!」という強い気持ちが伝わってくるものが多いですね。この“気持ち”が一番大切です。この世界に踏み込んだ最初の“気持ち”を大切に、受験にむけての一年間を過ごしてほしいと思います。