ムサビの語彙量
芸大・美大に合格するためには実技だけでなく、学科試験もパスする必要があることは皆様もご存知の通りです。
ただ、当事者でなければ「実技が上手くいけば万事OK、学科はオマケじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかも。
美大・芸大においても学科の配点は実技と同じレベルで重要です。
ここで差がつくといっても過言ではありません。
アトリエ新松戸受験科では当然ながら学科でも様々な対策を行っていますが、ところで美大の学科試験とはどんなものなのでしょう?
例えば武蔵野美術大学では、下記の様な傾向にあります。
[英語について]
全体的に中学レベルの基礎力が非常に大切。ここが抜けていると太刀打ち出来ない(逆を言えばここがファンデーションとして備わっていれば十分攻略可能)。
◆どんな問題が出るの?
- 長文ではプレス、広告、デザインの歴史、色の話など、アートにまつわるトピックが多い。
- 他の大学ではほぼマーク方式だが、武蔵野美術大学では和訳&英作文がある(つまり筆記がある)。
- 会話文では会話独特の表現を問うよりも文法の知識を問う。
◆アトリエ新松戸受験部の対策は?
大学入試初歩レベルの学力があれば問題無いので、そこを完全にマスターします。
和訳&英作文については構文を理解しているかどうかがとても重要。
SVOCなどのアレです。これも派生まで全ておさえます。
あとは基本的なことですが過去問をとにかく解く。
同じ設問内に出てくる単語・語順(これに注目することは武蔵野美術大学を攻略するテクニックのひとつ)が反復するケースが多いため、日本語に訳せず内容が理解できない場合でも見比べれば解けたりします。
[国語について]
毎年評論が出題される。総じて語彙力が問われる。
◆どんな問題が出るの?
- テーマは「西洋と日本の文化比較」「近代の◯◯」「演劇論」「教育」などにアートが絡んだもの。
◆アトリエ新松戸受験部の対策は?
過去問に出てくる語彙は必ずチェック。
人の理解語彙の総量は13歳で3万前後、20歳で4.5〜5万ほどだそうですので、武蔵野美術大学の過去問に出てくる語彙を覚える程度では溢れることはないので大丈夫ですよ!
解答テクニックとしては、こちらも現代文を解く基本ですが「対比と言い替えを見つける」「接続詞に注目する」といった力を身につけます。
なにせ試験時間が60分と短いため、こうしたテクニックが不可欠なのです。
評論は比較的近代付近のものから出されていますので、該当年代の作家の著書を選びオススメもしています。
以上、科目別の傾向を見てみました(アトリエ新松戸の対策も併記しました)。
その他の情報として、A日程とB日程ではテーマが重複しますので、A日程の問題をしっかり解析し、じっくり復習すればB日程ではうまくいくケースが多いです。
↓の写真は代表岩崎が2017年の入試問題を自ら分析し資料化したものです。
私は以前学習塾に勤めていた経験があるのですが、この緻密な分析には恐れ入りました。
岩崎によると最終的な目標値は70%だそうです。
七割取って実技も上手くいけばムサビ合格!
昼間部で毎日実施される小テストなど、日々コツコツ積み重ねればそれも力になります。
チャンスをものにしましょう。
【まとめ】
武蔵野美術大学の入試で70%獲得するためには、
◆英語では初歩レベルを徹底的に叩き込む。
◆国語では語彙力!
◆過去問を解き、理解する。
以上です。
あとは自分との戦い。
今一度「自分の目指していることは何か」を確認し、踏ん張りましょう。
さてこれから美大を目指そうという中学生、高校1年生、2年生の皆さん。
このようにアトリエ新松戸では入試対策の環境もバッチリ整っておりますので、ご安心の上飛び込んで来て下さい。
授業見学は随時行っておりますので、お気軽にお申し込み下さい。