冬期講習2018の風景
こちらは基礎科の様子。
本日は静物デッサンです。
背景を広めに取ったモチーフのために構図が決めきれない生徒には、「エスキースの段階で狙いを定めよう」という話をします。
そうでないといつまでも画面上で迷うことになり、時間ばかりが過ぎてしまいます。
最初に行う大事なステップです。
こちらは中学生のクラス。
デッサンを始めたばかりの頃は、つい“目が近く”なります。
全体を見ずに、最初からある一点に集中してしまうことです。
このまま進めてしまうと画面内に調和が生まれず、一枚の絵になりません。
まずは全体をとらえるために塊を置いていく。
レクチャーを受けた生徒の手の動きが早速変わっていました。
また最初の頃は、たとえば円柱のモチーフを描いてもらうと円柱の上面を限りなく円に近く、設置面を水平に描いてしまう生徒がいます。
上面を描くときは覗き込むようにモチーフを眺め、そして設置面を描くときは視線を下げて眺めることが原因です。
姿勢の正しさや視線の定め方、また“思い込み”を取り除いて描くことの大切さを伝えました。
こちらは受験生。
昨日行ったデモンストレーションの影響か、取り組むオーラが一段と引き締まった気がします。
この時期になると「時間内に完成度をあげて描き切る」ことが一番の課題になるので、アドバイスはもっぱらそこに向けてのものになります。
今年も残りわずか。
一つひとつの課題を最大のチャンスにして欲しいです。
頑張ろう。