<進路資料2020年度版>完成

毎年、5月末に行っている美術系進路説明会。今年はコロナのため、説明会自体を中止し、個別面談でそれに代えました。例年であれば説明会で配布している「美術系進路資料」ですが、各種入試制度の度重なる変更や各大学からの募集要項等の発表の遅れもあり、10月に入ってやっと2020年度版が完成しました。

美術系進路説明会資料2020年度版

2016年には32ページだったのが、今回は52ページにまで内容が増えました。総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜で科される課題や募集定員、昨年の実績などをピックアップしていくと、どうしてもこのボリュームになってしまいます。

毎年これを作っていると、つくづく「美大入試は複雑になってきたな〜」と実感します。ここまで入試が複雑になってくると、とても過去の経験則だけでは対応できません。なにより、生徒に合った大学、専攻、そして選抜方式を適切に指導しようと思うと、入試システム自体とそこから読み取れる大学側の欲する人材への理解が欠かせません。要項や結果資料の文面や数字から得られる情報は限られていますが、それでも網羅的に調べることで、おぼろげながら全体像が見えてきます。これを指導に活かして行けれればと思います。

一般選抜では無理な大学、専攻でも、総合選抜なら可能性が出てくるかもしれない。あるいは学校推薦型選抜が一番向いている人もいます。単純に一般選抜の倍率や合格者最低点で決めるのではなく(これはこれで大切な情報ですが…)、様々な可能性を探していくことが何より大切です。そのためには少しでも早い時期に実技の勉強を始めることが大切です。美術系の進路を考えている人、迷っている人は一度、相談、無料体験に参加してみてください。

詳しくはこちら<無料体験授業あります>まで。


画像は夜間部の授業風景です。総合型受験組も一般組もみんな真剣にそれぞれの課題に取り組んでいます。