美術系進路説明会開催！
関東地方もようやく梅雨入りですね。今年の夏は暑くなるのでしょうか？
さて、2021年6月13日にアトリエ新松戸美術系進路説明会を行いました。例年は高校生以上の生徒と保護者の方、全員が対象なのですが、今年はコロナのこともあり、密を避けるため、まずは高校３年生に絞って開催しました。高校１・２年生対象の説明会は、7月半ばの開催を予定しています。
スライドを使ってまずアトリエ新松戸卒業生たちの就職先を紹介した後で、大学の中ではどんな授業を行なっているのか、卒業生のポートフォリオの抜粋を用いて説明しました。美大生が就職活動のために作ったポートフォリオを見る機会はなかなかないでしょうし、その中にあった学生が主体となって行っているワークショップなどは、これから美大を目指す上で、かなり刺激になったのではと思います。
後半では美大受験の現状について説明しました。
一般選抜において、武蔵野美術大学、多摩美術大学といったハイレベル校では合格者最低点が75%程度で推移していること。これまで滑り止めとされてきていた大学が、総合型選抜や学校推薦型選抜で定員を確保するため、一般選抜の倍率が上がって、すでに滑り止めとは言えなくなっていること。特に今年は入試改革とコロナが重なったため、従来の常識が通用しない数字が各所に現れたことなど、かなりシビアな内容になりました。
さらに、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜それぞれで求められる資質の違いや、受験する上での留意点を説明しました。どの受験タイプを選ぶかによって、準備の仕方が全く変わってきます。これからの受験準備期間、どのように過ごしたら良いのか、この説明会に参加したことで、道筋が少しでも明確になったら良いなと思います。
当日お配りした資料には、各大学の受験タイプごとの倍率や試験内容、学費など詳細なデータが書かれています。ぜひ有効に活用していただければと思います。