独創的なコスチュームを考えよう!
中学生美術科、1、2年生の2学期最終カリキュラムは「衣装デザイン」でした。それぞれにテーマを決めて、男性、女性それぞれの正面、背面のシルエットの線画を画用紙にトレースして、デザインを考えました。
「サンタ見習いのツリー風ドレス」
上着は夜空、スカートとブーツがクリスマスツリーになっています。サンタの手伝いをする女子高生が着るという設定です。
「金魚(土佐錦)×狐×中華」
金魚と狐のハーフ(!?)の女の子にチャイナ風の服を合わせました。金魚をイメージさせる赤に差し色の水色を加えることで、爽やかな印象になりました。
「献血」
献血で使うさまざまな機器から発想しました。赤は血のイメージだそうです。滲ませたことで、液体感を出しました。
「海月」
触手が白や濃い青のリボンで表現されています。一見ラフな仕上がりですが、一枚、一枚の布の角からリボンが出るところまで、よく考えられていました。
「深海・海底舞踏会」
光の届かない深海のイメージから、暗い青と黒を基調にしたデザインを考えました。さらに、深海に棲むさまざまな生き物の要素を分解して、散りばめました。
「忍者風衣装」
作者曰く「忍者は黒と紫のイメージ」だそうです。片腕が隠れていますが、一体何を潜ませているのでしょうか。
制作終了後は、それぞれにコンセプトを発表しました。自分の制作意図を言語化することで、一段とデザインに対する思索を深め、また、他の人の考えを聞くことで、発想の広がりや多様性に対する許容力を高めていってくれればと思います。
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