大学の課題を先取りしよう!

冬期講習会も1月6日に終了し、10日からは入試直前講座が始まりました。いよいよ、一般選抜入試も目の前です。

高校1、2年生対象の基礎科の冬期講習会最終課題は「大学の課題を先取りしよう!」でした。内容は「くらし」をテーマに身の回りを調査した上で、自分の興味を持ったものについて自由に表現するというもので、その表現方法は絵画でも、映像でも、パフォーマンスでも、なんでも良いというとても自由度の高いものです。

美術大学の課題というと、決められたモチーフやモデルを描いたり、特定の商品などのポスターを作ったり、キャラクターをデザインしたりと考えがちですが、特に学年が上がってくるとこのような自由度の高いものにシフトしていきます。まさにクリエイティビティを全開にしないと太刀打ち出来ません。

画像は生徒たちの作品の一部です。「ストーリー漫画」「空間デザイン」「アニメーション」「ジオラマ風立体造形」「ボードゲーム」など、一人ひとりが本当に考え抜いて作った作品が並びました。

今回の課題では、思考プロセスをスケッチブックに記録してもらいました。それを見ると調査、制作過程でさまざまな発見、気づきがあったことがこちらに伝わってきました。出題意図をちゃんと理解して取り組んでくれたことを、とても嬉しく思いました。

失敗を恐れず、トライアンドエラーを繰り返しながら問題を解決していく姿勢や、「やればできる」という実感はクリエーターとして作品を作っていく上で何より必要です。そのことをちゃんと感じてくれたのではないかと思います。


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