展覧会レポート「Tokyo Gendai」
2023年7月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間、パシフィコ横浜で開催されたアートフェア「Tokyo Gendai」。初日の7日(金)に行ってきました。
東京近郊では30年ぶりに開催された国際的なアートフェアです。私自身こういったフェアには初めて足を運ぶこともあり、期待と不安が入り混じった状態で会場に向かいました。
会場は多くの観客で賑わっていました。個人的には、日本とアジアの作家が多いなという印象を受けました。世界各国の有力ギャラリーが集まっているとはいえ、日本での開催ということも関係しているのかもしれません。
16時から行われた「大林剛郎さん、片岡真実さん、名和晃平さん」によるトークセッションにも参加しました。いろいろな気づきがあったのですが、「アートフェアは作品を売買する場所、それに相応しい作品が並ぶ。それだけでなく、美術館でのテーマを持った展示や、国際芸術祭のような地域や場に根ざした展示など、さまざまな角度からアートに触れていくことで重層的な理解につながる。また、モノではない作品をいかにアーカイブしていくのかが、これからの課題になっている」という言葉には、深く頷けました。
https://tokyogendai.com/ja/programs/
美術手帖の記事によると、アートフェア単体ではなく、様々なイベントやツアーとの組み合わせで、日本全体のアートシーンを盛り上げていこうという試みだったとのこと。
世界の現在進行形のアートシーンに触れられる機会を、ぜひ継続してほしいと思いました。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/market/27484
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