白黒デッサン(中学生美術科)

中学生美術科では、11月に「白黒デッサン」に取り組みました。1,2年生は2日で5時間30分、3年生は1日で2時間30分の課題でした。

モチーフは、足の石膏像と練炭、そしてテーブルには黒い布を敷きました。中学生くらいだと、モチーフをそれぞれ別々に観察して描きがちです。また、テーブルもモチーフの一部として捉える意識が弱い傾向にあります。今回も最初は石膏像だけ、練炭だけから描き始めている生徒がほとんどでした。

しばらくしてから、「ここの黒い布と石膏像、どっちが暗い?」などと一人ずつに声がけをして、隣り合っているものの明暗の違いを意識させるようにしました。そして「とりあえず、暗いところから描いていこう」と目標を与えて、いつもとは違うアプローチにチャレンジしてもらいました。

目の荒いM画用紙だったので、黒くすることにかなり苦労しましたが、画面の中の白黒のメリハリについて、それぞれに考えることができたのかなと思います。また、この課題をきっかけに、全体で描き進めていくことの大切さにも気づいたのではないかと思います。


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