架空のお菓子のパッケージを作ろう!(中学生美術科)

中学生美術科の5月カリキュラムは立体デザインで「架空のお菓子のパッケージを作ろう!」でした。どんな味なのか?誰に食べて欲しいのか?価格帯は?とマーケティングの要素も少し混ぜながら、とはいえ中学生らしい自由な発想で、デザインして立体造形で表現しました。

途中で特に気を付けたのは、紙の性質を活かすことと、30%くらいの完成度のマケット(小さな試作品)をたくさん作ることです。

紙はハーフカットを入れることで、曲面が作れたり、接着剤の付け方一つで、仕上がりに差が出てきます。これを知っているのといないのとでは、できる形のバリエーションに雲泥の差が出てきます。

また、アイデア出しの段階で、一つのものにこだわりすぎると、発想が広がりにくくなってしまいます。それを避けるためには、「まず、手を動かす」。手遊びから生まれてくる形も大切にしました。

紙をベース素材にすること以外は特に縛りはつけませんでした。多くの生徒が中身まで作り込んでいて、作っていく過程でイメージがしっかりと固まっていった様子が伺えました。

また、紙による立体造形の基本パターンも各自工夫する過程で発見したようです。こうして、自分自身の試行錯誤から身につけたものは忘れることがありません。そういった意味でも貴重な体験ができたのではないかと思います。


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