アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!(基礎科)

梅雨入りしたと思ったら、急に猛烈な暑さになったり、体調管理が難しいこの頃です。基礎科の6月後半のカリキュラムは色彩構成「アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!」でした。

お菓子の「アポロ」をパッケージごと渡して、そこからイメージを膨らませて表現しました。

モチーフの変形、加工は自由で、もちろん食べてもよし!ただし、モチーフの造形的要素(形態、ロゴマークなど)は極力使用することという縛りはつけました。

アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!(基礎科)
「ロゴの立体化と落ちている影に工夫」

「アポロ」の文字を立体化して、そこに光を当てた想定で構成しました。床面に落ちている影の明暗を非現実的に変換することによって、独自の世界観を生み出しています。光と影の関係をもう少し整理できれば、よりすっきりとした印象になったと思います。

アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!(基礎科)
「イチゴ味以外のアポロと製造工場」

「カラフルに」という言葉に反応して、メロン味やブルーベリー味の「アポロ」があって、それぞれの着ぐるみ中に「アポロの精!?」が入っているという、壮大な設定の作品です。発想力とともに仕事量の多さにも驚かされた作品です。

アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!(基礎科)
「アポロの味と自分の思う宇宙空間の融合」

「アポロ」だけに、空間設定は宇宙空間に飛び出していきました。課題を難しく考えず、アポロの味と自分の描きたい絵を組み合わせて、ダイナミックな表現を心がけました。登場人物は「一つ目」ではなく、宇宙服を着ているという設定です。

アクリルガッシュを使って、カラフルな世界を描こう!(基礎科)
「近未来、月面で『アポロ』を栽培」

月面で「アポロの実」が栽培されているという設定だそうです。オレンジ色の天体は太陽で、手前の白い部分は月になっています。太陽とアポロの実の重なっている部分に光がありますが、色味にもうひと工夫あると、リアリティーが増したのではないでしょうか。

2年生までは、あまり受験の細かなテックニックや約束事にとらわれずに、のびのびと自由に表現することを重要視しています。
とはいえ、自由な表現のやり切ることには、心の強さが必要です。今回の課題では、その強さを感じられて、とても嬉しく感じました。


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