石粉粘土で一輪挿しを作ろう!(中学生美術科)
高校受験も終わって、3年生は2月末でアトリエを卒業していきました。それぞれに進路が決まってよかったです。新しい環境で、一人ひとり成長していってほしいと思います。
2年生、1年生は石粉粘土を使った立体造形「一輪挿し」を制作しました。石粉粘土は乾燥した後に表面を研磨するとツルツルになる素材で、フィギュアの原型なんかにも使われます。今回は造形した後に研磨、アクリル絵具で着彩、最後に水性ニスをかけて仕上げました。
猫をモチーフに手すさびでできたグニャグニャとした形態を活かして作りました。自分でも思いつかない偶然の形の面白さがあります。
切り株にキノコが生えていたり、赤い長靴が水溜りのそばに脱ぎ捨ててあったり、きっと作者の中にはストーリーがあるのでしょう。
三つ編みのツルにお花をつけて差し口には可愛い猫を配置しました。粘土に絵具を混ぜるてつくるカラー粘土と着彩とをうまく使い分けています。
植物のイメージで、カラフルなお花の形に仕上げました。石粉粘土はかなり薄く作っても乾燥すれば強度があるので、細かな造形も可能です。
こちらも猫をテーマに、ピンクの肉球と後ろに回った尻尾、わずかにそれとわかる耳の形によって抽象的なフォルムに仕上げました。
自由課題になると、生徒たちは想像力フル回転で個性的な作品に挑戦してきます。アカデミックな描写造形課題とうまくバランスをとりながら、オリジナルな表現力も伸ばせていければと思います。
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