2024-2025冬期講習会の授業(基礎科)

12月24日から1月6日の日程で「2024-2025冬期講習会」を行いました。基礎科では描写課題を中心に、デッサンや水彩、油彩の基礎に取り組みました。課題ごとに作品を紹介しようと思います。

「2024-2025冬期講習会」基礎科作品/鉛筆による静物デッサン
静物デッサンの作品

最初は全員でM画用紙という目の荒い画用紙をパネルに水張りをして、鉛筆デッサンに取り組みました。紙の凸凹が強い分、硬い鉛筆、柔らかい鉛筆の使い分けに気を配って、質感や空間の表現ができるよう試行錯誤しました。

「2024-2025冬期講習会」基礎科作品/木炭による人物デッサン
人物デッサンの作品

コスチュームモデルを描きました。木炭か鉛筆の選択課題でしたが、この作品は木炭デッサンです。背景をつけることで、空間に浮かび上がってくるような表現を目指しました。

「2024-2025冬期講習会」基礎科作品/鉛筆による静物デッサン
静物デッサンの作品

B3画用紙に1日描きの鉛筆デッサンを行いました。4時間と1,2年生にとってはとても短い制作時間でしたが、基本的な形態感や位置関係が捉えられるように集中して取り組みました。

「2024-2025冬期講習会」基礎科作品/油彩による静物着彩
静物着彩の作品

油彩とアクリル絵具選択による静物着彩です。この作品は油彩で描かれています。教室備え付けの油絵具をふんだんに使って、モチーフを写し取るだけでなく、自分の世界観まで表現しようとした力作です。

「2024-2025冬期講習会」基礎科作品/アクリルガッシュによる平面構成
平面構成の作品

「文房具、あるいは画材」をモチーフにした平面構成です。この作品では水色のバックと紫色の目玉クリップ、ピンクの鉛筆と大きく色分けをした上で、お互いの色が影や反射に干渉することで、全体としての統一感が出てきました。

高校1,2年生対象の基礎科では、油絵とアクリル、鉛筆と木炭といった画材選択はありますが、課題の内容については、全員共通のものに取り組みます。これは、デザイン志望の人が絵画系の、絵画志望の人がデザイン系の課題を行うことで、より視野を広げていってほしいという考え方からです。こういった経験が、柔軟な発想力を育てていく上で役に立っています。


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