紙を使った立体造形(中学生美術科)

2月後半の中学生美術科では、県立高校の受験も終わったこともあり、全員でケント紙を用いた立体造形に取り組みました。

第1課題は幾何図形によるレリーフ制作です。一見、複雑そうに見える作品も、一つひとつを分解してみれば、とてもシンプルな展開図になっています。出来栄えを決めるのは、作業の正確さと丁寧さ。みんな、真剣に取り組んで、サンプルに負けない精度の作品に仕上げていました。

第2課題は、正方形のケント紙に自由に切れ目を入れて紐状の形態を切り出し、それを任意の位置でホッチキスで止めて「フワッ」とした形を作り、天井から吊るして鑑賞するというものです。

コピー用紙で2つ試作を行った後、本制作に取り組みました。即興的な要素が強いので、第1課題がじっくりと取り組む「デッサン」だとすると、こちらは「クロッキー」と言った感じでしょうか。

天井から吊るされた作品たちが、エアコンの風にあたって揺れたり回ったりすることで、いつもの教室の空間が違った表情を見せてくれました。


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